| | 9月ごろ、母の田舎から竹をとってくる。昔からの言い伝えで『木六、竹八』と言って、木は旧暦の6月、竹は8月、つまり現在の9月に伐採すると良いとされていました。 事実9月から10月に切った竹は絶対に虫がつかないものです。その後1~2年ほど自然乾燥をさせます。 (~_~;)気の長い話です・・・
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| | 「なた」を使って縦に裂くように割っていきます。この大きさにするには、簡単なようでなかなか難しいようです。
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| | 柱になるものと、竹ひご状にしていくものとにわけていき、竹ひご状にするには、この「ひご通し」(下に拡大図あり)を使って徐々に細く削っていきます。
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| | 向かって左にいくほど穴の大きさがだんだん小さくなっています。
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| | 柱となるものに穴をあける。最近老眼がひどくなった父。今までの"手動式キリ"での作業を断念。ここだけは"電動ドリル"に頼ってます。
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| | 竹ひごを切り、組み立てていきます。桟の交差部は下の図にあるとおり。接着にはすべて"竹釘"(下に拡大図あり)を使用します。
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| | こうすることによって、しっかり固定され強固さが増します。
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| | 竹ひごを爪楊枝状に削ったものであり、それに強力接着剤をつけて穴に打ち込む為何年経っても抜けることはありません。
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| | 底板をつくる。材質は小国杉、ヒノキ、桐など。(ここでは金釘を使用)塗料は黒と赤の光沢のある水性ペイントを使用。(水で溶かして塗る塗料の事。ただし水ではげるものでは決してありません。)時に漆塗りにする場合もあります。
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| | 止り木には"だらの木"(下に現物図あり)を使います。
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| | 熊本ではよく藪の中に生えてるのを見かけます。 このトゲトゲを削ってさらにやすりをかけると、つるつるの一本の綺麗な棒になります。 余談ですが、この木の芽は天ぷらにすると最高に美味しいですよね!
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| | 上 右: 餌鉢用フック 上 左: 餌鉢 下: 重石玉
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| | 父一人の手により、しかもひとつひとつ丹精込めて作っておりますので、仕上がるまでにだいたい2~3週間くらいかかります。(ただし乾燥期間を除く)
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| | 底の部分の脱着には、中央手前にある一本の竹ひごを底板の穴に通して固定したり、または穴から抜いて外す、という方式を使っています |
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