Q&A

メジロの雛を保護しました。車の往来が頻繁で危ないのでやむなく連れて帰りましたが、どう扱えば良いのか分からず困っています・・・・

 

かなりリスクがありますが・・・とりあえず餌の与え方は、日中10分おきにメジロ専用のドロッとした人口の餌を(すぐに手に入らなければ果物や生餌)、口をこじ開け少しずつ流し込むようにいれてやります。この作業を1週間くらい続け、徐々に餌に慣れさせてあげ、そして雛が自分から器に入った餌を食べれるようになったらしめたものです。ただしその雛が、今度は野生ですぐに馴染めるかどうかは不明です。
 

 

こちらで紹介している「鳥かご」は文鳥にも使えるのでしょうか?

使えます。しかし通常のサイズでは文鳥には小さすぎるようです。

こちらの鳥かごを使用する前に、何か手入れがありましたら教えてください。

別に何もお手入れする必要はございません。そのままお使いになってください。

篭作りの作業工程での竹を”煮る”とはどうすればいいのでしょうか?

竹をあらかじめ小さく切って、それが入るような容器に入れガスコンロで40~50分ほど水から煮ます。これは竹の油を抜くためであり、そうすることによって竹が人工的に枯れた状態になりますので、非常に強くなります。ただし煮る時間は竹のサイズや量にもよります。

尚、私どものが提供する鳥篭は、竹を切った後、一度は自然に枯らしたものをさらに”煮る”という工程を経ております。そういった点でもかなり丈夫な籠であるのがお分かり頂けると思います。
 

鳥かごにある「重り玉」とはどんなものがあるのですか?

色に決まりはないようですが、既製品では黒、白、赤、朱、緑、透明、赤紫、など様々なものがあります。たまに縞模様のはいったものなどもあります。形は丸が主ですが、ちょっと細長なものもあったりします。高級なものになりますと翡翠で出来たものや、最近ではお気に入りの「とんぼ玉」を買ってきてつけられる方も多いようです。やはりちょっとしたところに一味違った個性を出すのも、お洒落な愛鳥家にとっては必要なことなのでしょうね!すばらしいことです。

重り玉を別購入で既成の「とんぼ玉」をつけたいのですが、どの様なことに気をつければよいですか?

まず第一に穴が大きい事と、柄の中に特に赤い色で斑点模様とか、その他目立つ色調の斑点模様があるのは避けたほうがいいでしょう。小鳥が気になってつつきまくるからです。

ヒゴのよい作り方を教えて下さい。

いくつかのポイントがありますが、まず以下の点が重要となってきます。

 
① 生竹がよい
② はじめ竹を細かく割って、ざっくり丸く削る。そして割った竹の先端を”爪楊枝状”(先をとがらせる)に削る。【重要】
例えば・・・ヒゴの直径がφ3ミリだとしたら → ヒゴ通しの穴はφ2.5ミリに通す。次はφ2ミリの穴に通す。このように徐々に小さな穴に何度が通していき(3回くらい)だんだん細くしていく。
③ ヒゴ通し作業は、まっすぐ一気にひくのがこつ。

寒冷期に伐採した孟宗竹をすぐに加工したいのですが、”割れ”を防ぐ方法はあるのでしょうか?

竹はどうしても”割れる”ものです。したがっていかに”割れ”を防ぐかは、加工する際にとても重要なポイントとなってきます。「すぐに加工」という条件の下では、以下の2点ですが・・・

 
①加工する前に、火であぶって(ガスコンロでもOK)竹の表面に油が浮いてくるのを、乾いた布でよくふき取る。
②その後加工する際に、竹の表面を削る(「作品集」のページにある”小物入れ”をご覧ください。)
 
しかし、やはり上の2点だけでは”割れ”を防ぐにはちょっと難しいようです。最良の方法としては以下の2点も重要です。今後の為にもご参考になさってください。
 
①伐採は9~10月中旬まで行う。(非常に強い竹がとれる)
②2年ほど自然に枯らす

すす竹とはどんなものですか?

 

 
 

古民家の囲炉裏の天井などに使われていた建材(竹)で、だいたい100年以上もの間長い時間をかけて自然といぶされて出来た、黒く艶のある竹です。
めったに手に入ることの出来ない貴重な素材なのです。

 

 

ここで使われている、竹釘について詳しく教えてください。

 

 この竹釘とは、竹ひごをより細く”爪楊枝状”に削ったものであり、それを穴に打ち込んでは固定するもので、その威力は金釘よりもはるかにピッタリ、しっくりいくのだそうです。しかも湿気にもうまく適応しますし錆びません。よく大昔から残っている保存性の高い、すごい建築物とかに”木釘”が使用されていた事実は、皆さんご存知のことと思います。そして気候に合わせて変化する木釘の性質をうまく利用してた昔の人々の知恵には、実に驚かされますよね。


 


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